日本の伝統武芸である流鏑馬を基盤とする競技流鏑馬において、競技規定は公平性の確保と安全の徹底を目的とする重要な指針です。
本規定は、選手が適正な条件のもとで技を競い合うための基準を明確にするとともに、円滑かつ公正な競技運営を実現するために定められています。

1.競技馬
和種・和種系を基本とする。馬の大小は問わない。必ず伝貧検査を受けていること
一社)日本流鏑馬競技連盟加入団体の登録馬であること
2.馬装
和轡、和鞍、和鐙とし三懸(面懸、胸懸、尻懸)を基本とするが、最低限三懸を着用のこと
3.服装
(1)和装とし、プロテクターの着用が望ましい
(2)頭部にはヘルメット又は安全帽(顎紐付き)に準ずるものの着用を義務とする
4.競技場
(1)走路180~200m
(2)走路幅1.8m~2.5m
(3)的は50~60m間隔で3個
(4)的までの距離3~4m
(5)的の高さ1.5m~2m

5.弓具
(1)弓は和弓、長さは2m以上、重さ(強さ)は上級・プロ級は10kg、中級と初級は8kgを上限とする
(2)矢は鏑を除き、長さ90cm以上で角がなく直径3cm以上の木製鏑矢とする
6.手綱
金具(ナスカン)を含め長さ約170cmまでとする
7.タイム
(1)タイムは一ノ的から三ノ的までの間のタイムを計測する
(2)計測タイムが規定タイムを越えた場合、(無得点)となる
(3)計測タイムが9秒未満(9秒までOK)の場合、(失権)となる
(4)団体戦は、一頭目のスタートから三頭目がゴールするまでのタイムを測定する
8.審判
審判長及び、馬溜り・馬止めに審判を置き、その指示に従うこととする
9.失権
(1)スタート~ゴールの地点で馬が止まるまでを競技中としその間の落馬は失権となる
(2)団体戦において、一ノ的から三ノ的の間での追い越し・併走は失権となる
10.発進
プロ級・上級・団体戦は、審判の合図から45秒以内に走路入り口(一ノ的の手前25m~30m)を通過しなければならない。規定時間内に通過できなかった場合、失権となる
11.口取り
プロ級・上級・団体戦は口取りの補助は不可とするが、中・初級はこの限りではない
